TAKASHI YASUMURA
倉石:嘘というのは?
安村[Takashi Yasumura]:ファインダーに見える背景をなくした像が想像を超えていて嘘っぽい。それを見たがために現実にもそれが反映してしまう。「1/1」という言葉は、スケールが同じであることを表してはいますが、その前提として、これは実物ではないですよと伝える記号だとも思うんです。
倉石:それは複雑な思考ですね。つまりピントグラスに映ったこの嘘の方が、現実を写像して、それが等倍になるということだよね。
安村:三脚で固定した4×5カメラを黒い布で覆って、明るいピントグラスを使っているから、ファインダーがすごくよく見えるんです。まるで写真を見ながら写真を撮っているような感覚があって。背景をなくすという考え方も、ファインダーの視認性の良さが大きく影響していると思います。
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